22歳の技巧派は生き残りに必死だ。初の開幕1軍を目指す広島の高橋樹也投手。「1軍でやってなんぼの世界。ずっと1軍にいられるように頑張っていくしかない」と決意を新たにしている。

 花巻市出身。大谷翔平(エンゼルス)らを輩出した花巻東高から2016年にドラフト3位で入団。17年4月にデビューし、8月に初先発。18年に初セーブをマークしたが、昨季は1軍での登板はなかった。目の色を変え、オフにDeNAの今永と自主練習を共にした。同じ左投手の実力者から「下半身を意識しない」ことを説かれ、腕の振りが向上。フォームや球種の助言も受け「実践して良くなっている」。

 春季キャンプでは切れのある球を丁寧に低めに集め、首脳陣の評価を高めた。中学1年時に遭った東日本大震災から9年を迎えた3月11日には、オープン戦に登板。自己最速を更新する147キロをマークし、DeNAの中軸を完璧に抑えた。