金ケ崎町は、新型コロナウイルス感染症に対応した経済支援策として、町内の宿泊施設や飲食店の電気代を独自に全額補助する方針だ。県などは既に家賃補助策を講じているが、源泉のくみ上げなどで生じる多額の固定費は手つかずだった。実情に応じたきめ細かい支援で事業継続を促す。

 4、5月の2カ月分の電気代を全額補助する考え。町内の温泉や民宿、飲食店は約60施設あり、給付対象の条件を精査している。申請方式で、7月以降の支給を予定する。関連予算1500万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、町議会6月定例会に提案する方針だ。

 温泉施設は営業か休業かを問わず、源泉のくみ上げなどに多額の経費が伴う。町商工観光課によると、月の電気料金が100万円以上かかる事業者もある。飲食店からは「休業中でも冷蔵庫の電気代がかさむ」などの声は多い。