すくすく 西わらび 西和賀で収穫最盛期

26日の県内は、高気圧に覆われて晴れや曇りとなった。西和賀町では町特産の山菜「西わらび」の収穫が最盛期を迎えている。
同町沢内の小森一彦さん(75)の畑には、淡い黄緑色のワラビが一面に並ぶ。西わらびは太く粘りがあるのが特長。今季は雪解けが早く、昨年より4日ほど早い11日から収穫を始めた。多いときで60~70キロを摘み取る。
妻の多恵子さん(72)は「作業は大変だが、おいしいと言われるとうれしい」と笑みを広げ、一彦さんは「おいしさ日本一を目指して頑張りたい」と汗を拭った。収穫は6月末まで続け、主に西和賀産業公社から全国に出荷される。
盛岡地方気象台によると、27日の県内は低気圧の影響で曇りや晴れとなる見込み。昼前から夜にかけては雨や雷雨の所もありそうだ。