【東京支社】新型コロナウイルス感染症は、学生スポーツにも大きな影響を及ぼしている。プロ野球入りを目指す筑波大4年の加藤三範(みづき)投手(花巻東高)は今、アピールの場が見通せていない。全日本大学野球選手権は中止となり、所属する首都大学連盟は22日に春季リーグを実施するか協議する。けがを乗り越え最終学年の春に懸けていた左腕は、できる準備に専念し「復活」のマウンドを待つ。

 加藤は最速147キロの直球と球の切れが武器。2年の秋季リーグでベストナインに選ばれ、明治神宮大会に出場。侍ジャパン大学代表候補強化合宿にも参加した。しかし、3年春に左肘の疲労骨折の診断を受け、昨年5月に手術を受けた。

 プロ入りを目指し、アピールの場と考えていたこの春。コロナでオープン戦が中断。緊急事態宣言の発令で、自主練習に切り替わった。「春にブレークしようと思っていたので、見せ場がないのは厳しい」ともどかしさはある。それでも再開を見据え「2年時の加藤三範より、2、3段階レベルアップしているところを見せたい」と気持ちを切らさない。