ついこの間まで「あー」「ふがっ」しか声を発しなかった長男は間もなく2歳。どんどん言葉を覚えている。特に料理中に私が思わず発する「やべっ」「ひでぇな」など小汚い言葉をまねるため、うかつな発言は慎みたいところ(意味は理解していないと信じたい)。

 お気に入りは「いてー」。さして痛くもないであろう、つまずきや尻もちのたびに連発する。本当に痛いときに伝わらないぞ、とそのうち言い聞かせなければと思っている。

 わが子にかわいさといとおしさを覚えながらも、意思疎通ができない間の苦痛は大きかった。「これはいつまで続くのか」。悲愴(ひそう)感と絶望感は私の人生で最大。今のように、明るく毎日を過ごせるときが来るとは考えられなかった。

 麦茶を飲んだ後には「プハー」とするように。どこで覚えたかと思ったら、不覚にも私をまねたらしい。「乾杯」もできるようになった。意味は少し違えど、子と杯を共にすることが1年ちょっとでかなった。〝飲んべぇ母ちゃん〟にとっては喜びか、憂いか。言葉の吸収期。子の洞察力は恐ろしい。

#親の姿はきちんと見られている

#麦茶の飲みっぷりがいい 

(ゆき、イラストも)