本県沿岸部を走る三陸鉄道リアス線で18日、新田老駅(宮古市)が開業、記念式典が開かれた。東日本大震災の津波で周辺は被災したが、災害公営住宅や高台への団地整備に伴い人口が回復しつつあり、住民の利便性向上を図る。

 駅は摂待―田老間で、田老駅から500メートル北側に設置。市田老総合事務所に併設された。式典で中村一郎社長は「沿線住民の期待に応えたい」とあいさつ。記念列車も運行され、近くの小学校から児童が旗を振って見送った。

 震災で夫や孫を失った近所の松本律子さん(72)は「免許を持っていないので、駅が近くなったのはとても助かる」と話した。