2021年の世界文化遺産登録を目指す、一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)に、新型コロナウイルスの感染拡大が影を落としている。閉鎖中の遺跡もあり、世界遺産委員会での審査が予定通り行われるかも見通せない。「勝負の年」と意気込んでいた関係者は、関心が冷めてしまわないか気をもんでいる。

 「地元の遺跡を盛り上げるため、ガイドの新設など準備を進めてきた。せっかくのタイミングに水を差された気分だ」。「『青森県の縄文遺跡群』世界遺産をめざす会」の一町田工事務局長(81)は残念そうに話す。

 遺跡群を構成する全17遺跡の中には一時閉鎖となった遺跡もあり、うち青森市の三内丸山遺跡などは今も閉まったまま。展示施設も休館した。