県は11日、東日本大震災被災地のまちづくり事業の整備状況をまとめた復旧・復興ロードマップ(3月末現在)を公表した。全775カ所のうち91・4%が完成した一方、昨年の台風19号豪雨や工法変更に伴い、防潮堤や水門など11カ所で遅れが生じている。新型コロナウイルス感染症防止のため工事を一時中断したケースもあり、復興事業への影響が注視される。

 完成時期が遅れるのは宮古、山田、大槌、釜石、陸前高田の5市町の水門や防潮堤、集落道など。工法変更が必要になり完成が6年ずれ込む閉伊川水門(宮古市)を除き、3~9カ月程度の遅れとなる。

 台風19号豪雨の影響で追加工事が必要になったほか、工法変更や資材調達の遅れが主な要因。用地取得や他事業との調整に時間がかかっている所もある。