2020.05.12

「一人じゃない」思い乗せ 災害や防犯情報届ける

アプリ「いわぽん」の音声を担当したさのりえさん
アプリ「いわぽん」の音声を担当したさのりえさん

 岩手日報社が2月から始めたスマートフォン向けアプリ「いわぽん」は、災害情報や防犯情報などを音声で流す仕掛けを用意している。音声を担当したのは、県内外で司会やラジオパーソナリティーを務めるMCさのりえさん(29)=盛岡市。「アプリを通して、少しでも『一人じゃない』と思ってもらえたらうれしい」と思いを込めた。 

 「今日の天気は曇り」「気をつけてくださいね」。アプリ「いわぽん」では、あいさつや生活情報、気遣う言葉が温かい響きで利用者に届く。アプリの音声収録は初めて。「いつでも誰にでも届くような声」を意識して臨んだ。

 同市出身。早稲田大を出た後、国連日本代表部などでインターンを経験し、米国の大学院を修了した。だが、華やかな経歴の陰で、思い描く生き方と現実の間で悩み「とにかく自信がなく、幸せと思ったことがなかった」と振り返る。

 東日本大震災後に飛び込んだ釜石市の復興支援団体「釜援隊」での4年間が転機に。壁に直面しながら、誇りを持って奮闘する人たちに接し「自分と周りの人たちが共に幸せになるために何ができるか」を考えるようになった。地域のイベントで司会を始めたのもそのころ。会場の一人一人のために心を砕き、来場者の笑顔が原動力になった。

 日常を豊かにする新アプリの音声収録に臨み「地域密着型という点でとてもやりがいがあった」とうなずくさのりえさん。きょうも温かい声が利用者に響く。

さのりえさん-Youtubeチャンネル https://youtu.be/IlyI_KUjFqk

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 地域とあなたを結ぶアプリ「いわぽん」

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