地球温暖化防止のため、夏場に軽装で勤務するクールビズが今月から始まった。すっかり定着したが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、マスク着用という例年とは異なる雰囲気。機能を維持しつつ、いかに息苦しさや蒸れを緩和するか。県内の雑貨店で布製マスクを販売する手芸作家らは、素材や形状の工夫を重ね「マスクのクールビズ」に知恵を絞る。

 盛岡市上太田の手作り雑貨店ChikChik(チクチク、熊谷陽子店主)には、表地に綿麻やローンなど薄手の布を活用したマスクが並び始めた。三重をやめて二重にするほか、水色や青など夏らしい色を使ったものも。熊谷店主によると、着なくなったワイシャツやエプロン、伸縮性のない夏用の服を表地にするアイデアもある。

 二戸市福岡の古着とハンドメード雑貨店SQUARE(スクエア、舘向聡子店主)も、越冬ならぬ「越夏」へ作家14人が試行錯誤。息苦しさや蒸れ対策として、顔側にガーゼを使い肌への刺激を減らす工夫を凝らす。いかにマスク内に空間を設けるかを考え、ゴム口の側に厚みを出して段差を作るなど細やかな改善を重ねる作家もいる。