一関市は7日、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため市内8カ所の図書館の閲覧・学習席の使用制限を始めた。同市の図書館は県内で最も図書購入費の予算規模が大きく資料が充実。宮城県北からの利用者も多いが、同県で感染者が相次いでいることから、市内の緊張感も高まる。感染リスクを下げるため苦渋の対応となった。

 普段なら平日でも多くの人が腰を掛けて本を読む同市大手町の一関図書館。椅子を撤去するなどして閲覧・学習のための計434席の利用を制限した。貸し出しや複写サービスは継続するが、館内は立ち読みをする利用者がまばらにいる程度だった。一関図書館の西村ミドリ副館長は「貸し出しは通常通り行っているので、外に出られない今だからこそ、普段読まないような本を手に取る機会にしてほしい」と呼び掛ける。