自然も、子供が喜ぶ人工的な遊び場もある
リレーエッセイ イワテライフの楽しみ方
まつみたくやさん第2回(全4回)

2016年5月に娘を授かりました。子供にとって良い環境が岩手にはたくさんある、これは間違いないと思います。
我が家は川のそばにあるのですが、家から数分で河原の遊歩道でお散歩ができます。近所に小さな公園もあるし、車に乗れば郊外の大きな滑り台にだって行ける。そしてショッピングセンターには子供にうれしい施設がたくさん。自然と人工的な遊び場がどちらかに偏ることなく融合している。そんな魅力があると思います。これから娘が成長してどんな道を歩きたいと願うか、今から楽しみで仕方ありません。
ただひとつ、父の願いとすれば、岩手県だけで人生を終わってしまうのは、あまりにももったいないと思っています。「人生を左右しかねない刺激」というのは、もちろん岩手でも味わうことができますが、その量と質はやっぱり都会のほうが優勢でしょう。自分自身、7年半東京で一人暮らしをした経験はかけがえのないものです。ただその影には「岩手で暮らした毎日」がありました。岩手のバックボーンがあるから都会の魅力を感じることができる、そして岩手の良さがしみじみとわかる。
生まれは岩手県、それは娘にとって変えられない事実。それを彼女が誇っていられるように、私も胸を張っていきます。
今月の人 まつみたくやさん
