米大リーグ、マリナーズの菊池雄星投手(28)=花巻東高=が、岩手読書感想文コンクール(岩手日報社、日報岩手書店会主催)に今年から協力する。球界随一の読書家は「読書で考える力が付く。本の影響を受けて育ったので広めていきたい」と意欲を示す。県人メジャーリーガーとして、古里の子どもたちの読書推進を後押しする。

 協力により、同コンクールを「菊池雄星文化プロジェクト 岩手読書感想文コンクール」とする。「雄星文庫賞」を創設して優秀な学校を表彰するほか、入賞者に図書カードを贈る。菊池投手はコンクールのPRも担う。

 小学生の頃から本を読み始めた菊池投手はメジャーリーガーになっても毎日1時間は読書をするという。「本を読むといっても最初はなかなか難しい。好きな分野から始めて、1日1ページでも読むという癖をつけてほしい」と呼び掛ける。

 プロ野球西武、メジャーリーガーとして挑戦を続ける土台は読書にある。「本を読むと考える力が付く。レベルが上がれば上がるほど大事。野球に例えると身体能力で勝負できる世界は限られており、そこから上は自分で考え、情報を取捨選択し、想像する力が必要」と強調する。

 コンクールは県内小中高生が対象。良書との出合いをきっかけに、感受性と人間性、表現力を培うことを目的に1968年に始まった。第53回を迎える今年は6月に課題図書や応募要領を発表。夏休みを経て9月上旬に申し込みを締め切り、表彰式は12月に予定している。

岩手日報社