住田町世田米では気仙川沿いに架かる昭和橋とたもとに咲くソメイヨシノ、蔵並みが風情を醸し出している。橋の架け替え工事が迫り、住民に親しまれてきた風景は見納めになる。

 昭和橋は町役場と世田米商店街をつなぐ1933(昭和8)年建設のコンクリート橋。付近には桜の木が点在し橋や川沿いの遊歩道を行き来する人々が足を止めて見入っている。

 橋の解体工事は年度内にも始まる予定で、桜も1本は伐採が決まっている。川沿いを毎日散歩する同町世田米の佐々木忍さん(74)は「例年より花びらが多くてきれいだ。ずっと見てきた風景がなくなるのは寂しい」と惜しむ。