県は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、23日以降の記者会見で、手話による通訳士を配置する方針を決めた。

 これまで会見は達増知事と記者クラブの加盟各社が質疑を交わす様子を県のホームページで中継してきた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、記者も県執行部もマスク着用や距離を置く行動を徹底する前提で会見を行うこととなった。だが、聴覚障害者らの間で「発表者の唇の動きも分からず情報を得るのに困る」との声もあり、要望に応える。

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 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、県聴覚障害者協会(千葉孝会長)は22日、県などに対し知事会見での手話通訳士配置や医療機関での受け入れ態勢確立を要望した。同協会の高橋幸子副会長が県議会棟を訪れ、要望書を県障がい保健福祉課の菊池優幸総括課長に手渡した。マスク着用で口の動きでは相手の意をくみ取れず、「健常者と平等に情報がほしい」と切実な声を上げる。