新型コロナウイルス感染症が拡大する中、本県を襲った20日早朝の地震。本県沖などの日本海溝・千島海溝沿いでは再び巨大地震が発生する恐れがあり、避難生活への備えが欠かせない。東日本大震災で本県は世界からの支援を受けたが、岩手医大付属病院感染制御部長の桜井滋教授は「感染症は世界にまん延しており、支援が望めない可能性もある」と、一層の備えの重要性を指摘する。

 内陸部の河川氾濫や土砂災害なども含め、桜井教授は「普段の非常持ち出し袋に、体温計とタオル、畳んだビニール袋を入れておいてほしい」と呼び掛ける。

 災害時などは「自ら体温を測って体調変化を把握してほしい。発熱したら、ぬらしたタオルや水を入れたビニール袋で体を冷やせる。タオルは口に巻けばマスクになる」と桜井教授。夜はまだ冷え込むため「3密を避けて避難所の外にいると風邪をひきかねない。背中合わせに座ったり、身近な物で仕切りを作るなど工夫してほしい」とアドバイスする。