混雑する待合室での新型コロナウイルスへの感染を避けようと、診療機関がさまざまな工夫を展開している。県内の医院は、診察待ちの人数をスマートフォンなどで確認できる取り組みを開始。スマホなどを使って離れた場所から診察するオンライン診療の利用者も全国で急増している。厚生労働省は今回の感染対応のため、遠隔診療の実施規制を特例で緩和した。

 盛岡市紺屋町のちば耳鼻咽喉科クリニックは3月から、診察の待ち人数をホームページ(HP)上で公開している。受診までの目安を示して院内の滞在時間を短くし、待合室の混雑を防ぐ。可能なら駐車場の自家用車内での待機も推奨。患者同士の接触感染防止として、待合室の新聞や雑誌の設置も取りやめた。

 千葉隆史院長(53)は「HPでの公開は今回、急きょ始めた。高齢者には難しい部分はあるが、患者さんから『目安が分かって良い』との意見をもらっている」とし、将来的な導入を検討していたオンライン診察も準備を急ぐ。