釜石市唐丹町 佐々木 健太さん(82)

 あの日の唐丹湾の引き波は、まるで地獄の底を見せられているようだった。自宅を失い、仮設住宅を経て故郷の小白浜地区にある災害公営住宅に入居して5年目。震災直後はとにかく早く恒久住宅に入りたい一心だったが暮らしが落ち着いた今、持ち家に住めないやるせなさも感じる。同じ公営住宅に入居する友人とのウオーキングが日課。やはり地元が一番だ。