奥州市の岩手江刺農協(小川節男組合長)は4日、名産の江刺りんごの新ブランド「恋桜(こいざくら)」を発表した。貯蔵性に優れた品種「奥州ロマン」を低温貯蔵して越年させたもので、強い甘みや豊富な果汁が特長。5日から出荷開始する。流通の少ない春に出荷することで高価が付くことや消費者へのインパクトが期待でき、生産者所得の向上にもつなげる。

 恋桜は、昨年10月に収穫した奥州ロマンを鮮度処理し、0~1度で低温貯蔵。平均糖度が15%と他品種に比べて高いほか、しゃきしゃきとした食感や豊富な果汁も特長だ。

 等級の呼び方を1等級が「満開の恋」、2等級が「叶わぬ恋」、3等級が「傷ついた恋」とし、台風などで発生する傷果のPRもひと工夫した。県内や首都圏の百貨店などで随時販売。3月中旬からは同農協のネットショップでも販売を始める。