新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小中学校の一斉休校を踏まえ、県内企業で子育て中の従業員への支援が広がっている。職場で子どもの世話ができる子連れ出勤制度の導入や給与を100%保障する特別休暇の新設などさまざま。急浮上した休校で従業員の家庭に混乱を来し、企業活動にブレーキがかかる事態の回避に努めている。

 4日から小中学校が臨時休校に入る盛岡市。建設業・東北工商(同市本宮)では3日、約50平方メートルの本社会議室に敷いたマットにおもちゃが置かれ、従業員がテレビやお絵描きボードの位置を確認した。従業員35人のうち小中学生の子を持つのは5人。使用頻度の低い会議室を遊び場や学習スペースに充てた。

 みちのくコカ・コーラボトリング(矢巾町)は春休み終了まで、休校となる子どもや孫を持つ全従業員(グループ2社含む)向けに特別休暇を設け、3日までに6人が取得した。10日間を上限に、半日単位で活用可能。谷村広和社長は「できる限りの感染防止策をした上で営業活動を継続し、家庭と仕事の両立を支援する」との姿勢を示す。