新型コロナウイルスの感染拡大により子育て環境や営業活動が制限されている現状を逆手に取り、県内企業が働き方改革を加速させている。その手段は子連れ出勤、テレワーク(在宅勤務)、テレビ会議など多種多様で、中には地域ボランティアの力も借りて子どもを受け入れようとしている社も。感染終息後も見据えた長期的な取り組みも目立ち始め、経営や社員のピンチを好機にしようと各社が「変革」の知恵を絞っている。

 新本社を2月に開設した北上市藤沢の土木建設業小田島組。ガラス張りのオフィスで従業員が打ち合わせや作業にいそしむ中、広い共有スペースに設けられた透明なドームで子どもたちがはしゃぎ、声を上げる。

 同社は小中学校が一斉休校したことで「子どもを家で一人にするのは不安」との従業員の声を受け、5日から子連れ出勤を開始。従業員が遊び道具を持ち寄り、自習する子どもも多い。