【本紙特派員・斎藤 孟】マリナーズの菊池雄星(花巻東高)が順調な仕上がりを見せている。オフに取り組んだトレーニングやフォーム修正の成果が表れ、オープン戦2試合目で最速97マイル(約156キロ)を計測。スライダーやカーブの変化球もレベルアップした。巻き返しを誓う2年目に剛腕が本来の投球を取り戻しつつある。

 2試合目のダイヤモンドバックス戦の二回に菊池の成長を感じた。躍動感あふれるフォームから荒々しい球を投げ込んだ。高めのボール球も抜け球ではなく力があった。95~96マイルの直球が右打者の内角にずばずばと決まった。投げ終えた後、反動で左脚が蹴り上がる雄星らしさもあった。

 左腕の位置を変えた新フォームに手応えをつかみ、変化球も進化した。空振り三振を奪ったスライダーは「カットボールに近い。すごく動いてくれている」と納得顔。昨年は見極められることがあったが、切れがある今年はひと味違う。