就職や進学に合わせ、多くの若者が運転免許の取得を目指す春。特命取材班に「仮免許の取得には18歳の誕生日を迎えていなければならず、3月生まれの人が苦労している。同じ学年で公平な扱いを受けてきたのに、誕生日で差が出るのは問題ではないか」との意見が寄せられた。学校では学年、道交法では年齢という区切り。教習所に通う3月や4月1日生まれの人はどう捉えているのだろう。

 朝から夜までひっきりなしに教習生が訪れる盛岡市西青山の中央自動車学校(平野文男管理者)。3月13日生まれの町屋敷祥さん(江南義塾盛岡高3年)は2月に入校し、普通自動車第1種免許取得へ技能教習や学科教習に励む。

 新年度から就職する町屋敷さん。車で通勤しようと、ほぼ毎日のように通う。だが、仮免許は誕生日以降となるため、スケジュールに余裕はない。「間に合うのかという不安はある」と打ち明ける。

 早生まれに限らず、教習所を3月までに卒業したいと希望する人は多い。教習生は12月ごろから増え始め、2月中旬ごろから混雑のピークとなる。県指定自動車教習所協会のまとめによると、県内では2019年の卒業者1万7245人のうち、4割の6403人が1~3月に卒業した。