田野畑村は28日、新型コロナウイルス感染症の拡大と影響長期化を受け、備蓄していたマスクの一部を近隣市町の病院に寄贈した。医療機関でもマスク不足は深刻で、村は村民の救急医療を支える現場へ日頃の感謝の気持ちを込め届けた。

 石原弘村長ら村職員が宮古市崎鍬ケ崎の県立宮古病院を訪れ、マスク約6千枚を寄贈。同病院の村上晶彦院長は「備蓄が1カ月程度しかなく、1日の使用枚数を制限している。終息が見えない中、本当に助かる」と感謝した。

 今回寄贈したマスクは2011年の東日本大震災後に寄せられた支援物資や、避難所配布用に村が備蓄していた。村は同日、県立久慈病院、済生会岩泉病院にも計8千枚を寄贈。2月末には、村内の学校や保健福祉施設などに約5万枚のマスクを配布した。