花巻市の石鳥谷中(佐藤努校長、生徒356人)は23日、同校で卒業式を行った。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、規模を縮小。式に出席できなかった在校生は、卒業生に部活動ごとに「サプライズ」で花束や記念品を用意し、門出を祝った。

 本来は先輩を体育館で祝うはずだった1、2年生。それでも世話になった卒業生を祝いたいと昇降口付近で、登校してきた卒業生に色紙などを手渡した。

 後輩からの温かい贈り物に、式を控えた卒業生は笑顔に。花束と記念アルバムを受け取った卓球部の藤原真奈斗さん(3年)は「部員に集まってもらってうれしかった。机に飾りたい」と喜んだ。サッカー部は「高校でも頑張ってください」などと書き込んだ紙製のボールを届けた。

後輩からのプレゼントに笑みを広げる石鳥谷中の卒業生

 式には卒業生135人と保護者、教員ら計約340人が参加。佐藤校長が一人一人に卒業証書を手渡し「挫折や失敗、間違いを恐れず、成功のチャンスと思ってほしい」と式辞を述べた。式の後には花巻農協と同農協花巻地域花き生産部会が用意したカンパニュラが卒業生に贈られた。