北上市の更木地区にある永昌寺(海野義範住職)を活用して地区の活性化に取り組む寺子屋の会(代表・海野住職)は22日、同寺などで宮沢賢治について学ぶ催しを開いた。同市の児童ら20人が「注文の多い料理店」に登場する山猫軒のモデルとの説がある民家を見学し、作品の世界観に触れた。

 海野住職(50)が同寺で作品の絵本を読み聞かせた後、地区に隣接する同市臥牛の2階建ての民家を訪問。民家は今は人が住んでおらず、所有者が管理している。山あいにひっそりとたたずみ、外観は洋風、内装は和風。玄関正面の木造階段は重厚な造りで、周囲に調和している。子どもたちは階段を上り下りしながら文学の香りが漂う独特な雰囲気を体感し、作品の世界観に浸った。