任期満了に伴う北上市議選は22日告示され、定数26に対し立候補は26人で無投票で当選者が確定した。市選管によると、市議選の無投票は補欠選挙を除き和賀町、江釣子村と合併した1991年以降で初めて。市議会は若い世代のなり手不足を背景に議員報酬を月額5万円引き上げると決めたばかりで、市民からは「定数を減らすべき」「無投票では市民の声が反映されない」と不満の声が上がっている。

 当選者の内訳は現職19人、元職1人、新人6人で男性20人、女性6人。党派別は共産3人、公明2人、国民民主、社民各1人のほかは無所属。現職5人が勇退し、後継を探る動きも一部にあったが、出馬に向けた環境が整わなかった。

 市議会は、若年層の議員が少ないとの問題意識も背景に議員報酬と定数の検討を始め、2019年3月に議員報酬の引き上げを決定。活動量の増加や他議会との比較が主な理由で報酬は4月から月額40万1千円となる。一方で、定数削減は「議会の多様性低下を招く」との市民の意見が多いとして現状維持とした経緯がある。