県内に被害をもたらした発達した低気圧による暴風は21日まで続き、人的、住家被害が拡大した。奥州市で60代男性が屋根から転落して重体となったほか、各地で6人が重軽傷を負った。停電は19市町村で発生し、強風の影響とみられる電線トラブルも相次いだ。

 同日午前0時5分ごろ、同市江刺愛宕(おだき)の会社員男性(60)が、頭から血を流して倒れているのを家族が発見し、119番通報した。江刺消防署によると、男性は屋根の上で作業していたとみられる。頭を強く打ち、心肺停止の状態で市内の病院に運ばれ、意識不明の重体。

 県総合防災室のまとめでは、強風で転倒するなどし、盛岡、宮古、釜石の3市で計6人が重軽傷を負った。住家被害は10市町13カ所で確認。盛岡市の高松小、遠野市の小友小は屋根の一部が破損した。