昨年合唱部が日本一に輝いた北上市常盤台の黒沢尻北小(船田浩校長、児童800人)は19日、卒業式を行い、144人の卒業生全員で歌声を響かせた。出席できなかった在校生に歌で思いをつないだ。

 昨年は11月に合唱部が全日本合唱コンクールの小学校部門で最高賞を獲得。吹奏楽部も全国大会に出場するなど卒業生を中心に目覚ましい活躍を見せた。

 卒業生は、昨年の創立40周年を記念し児童や保護者からフレーズを募集して作られた愛唱歌「虹が生まれる」など3曲を呼びかけの中で清らかに響かせた。休校の影響で卒業式練習は1度しかできなかったが、一つにまとまった歌声に、保護者はハンカチで目元を押さえながら聞き入った。

 合唱部の武田風雅(ふうが)君は「家族、先生、友だちに助けてもらったので感謝を込めて歌った。在校生にも聞かせたかった。いろいろな場面で感謝の思いを歌に乗せて伝えていってほしい」と合唱の進化を願った。