遠野市の遠野小(細川昭子校長、児童241人)と同居する花巻清風支援学校遠野分教室(遠藤寿明校長、児童11人)は19日、同校で卒業式を行った。在校生は出席できなかったが、卒業生への思いを込めた装飾の数々が会場を彩った。

 祝辞や送辞などを簡略化した式が終わると、卒業生は体育館後方に歩み寄った。1年生が描いた愛らしい似顔絵や門出を祝うちぎり絵、写真が並ぶ。卒業生は思わずほほ笑み、友人と思い出話に花を咲かせた。

 装飾は本来、各学年が3月中に手掛ける予定だったが突然の休校で中断。「卒業生に笑顔で旅立ってほしい」と、同校に隣接する児童館に通う児童や教員らが力を合わせて完成させた。

 卒業生の小笠原直子さんは「在校生がいない卒業式は寂しかったが、たくさんの思いを受けて幸せ」とはにかみ、小笠原暖奈さんは「中学校では勉強や部活を頑張り、成長した姿を見せたい」と気持ちを高めた。