盛岡市の山王小(北田光志校長、児童150人)は19日、卒業式を縮小して実施。保護者らによる式後の「卒業を祝う会」は、会場を市内のホテルから校内に変更して開いた。家庭で仕上げた風船や輪飾りで装飾。卒業生は休校中に自宅で練習してきたダンスを披露し、思い出を刻んだ。

 はかまや学生服姿の23人が「惑星ループ」を披露。沢口心誉(もとたか)君は「(動画投稿サイト)ユーチューブを見て練習した。うまくできた」と笑みを広げた。保護者制作の映像も上映した。

 会は時間を短縮し、規模も縮小して開催。担当の保護者らが「少しでもできることをしたい」と準備し、出席予定だった以前の担任からのメッセージを印刷するなど工夫を凝らした。

 卒業対策委員会の菅間義子さん(45)は「子どもたちの笑顔がうれしかった」と娘の柚希(ゆずき)さんらの姿に目を細めた。

 同校は4日から臨時休校となり、子どもたちは短期間で呼び掛けや合唱を覚えてから休みに入った。担任が家庭訪問先で児童に校歌を歌わせて確認するなどして迎えた卒業式。卒業生は合唱曲2曲を堂々と歌い上げ、体育館は温かい拍手でつつまれた。