大船渡市は18日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、備蓄していたマスクの一部を医療機関や児童福祉施設などに配布する方針を決めた。マスクは2011年の東日本大震災後に寄せられた支援物資。マスク不足は全国的に深刻となり、県内では医療機関だけでなく、高齢者施設などでも厳しい状況だ。震災で寄せられた善意を感染拡大防止に役立てる。

 同市の配布対象は▽医科・歯科・薬局の医療機関▽高齢者施設▽放課後児童クラブなどの児童福祉施設▽障害者施設▽小中学校―の180カ所余り。診療体制の確保や集団感染の予防などの観点から決めた。医療従事者や施設職員、利用者らに加え、妊婦も配布対象とする。

 配布するマスクの総数は6万枚が上限。備蓄の一斉放出ではなく、施設が必要とする枚数を適宜配る。23日以降に始める予定だ。