県内各地の小売店でティッシュペーパーやトイレットペーパーなど紙製品を買い求める客が急増し、店頭の品薄状態が起きている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う不安からのまとめ買いが原因とみられるが、小売店などは「メーカーには十分な在庫がある」と呼び掛ける。現在は急な需要の高まりに配送が追いついていない状況だが、今後は解消される見通し。必要な人に行き渡るよう冷静な行動が求められる。

 矢巾町藤沢の薬王堂矢巾SC店(滝沢渉店長)では1日、開店前から50人以上が列をつくり、紙製品を相次いで買い求めた。同店によると、おむつや生理用品も含めた紙製品は先週末あたりから買い求める人がぐんと増えた。このため、段階的に「1家族1点」の数量制限にして販売した。

 トイレットペーパーやティッシュペーパーのメーカーでつくる業界団体・日本家庭紙工業会(東京)は「配送が追いつかず一時的に棚から商品が消えている状態で、落ち着いて対応してほしい」と呼び掛ける。