県内の高校は1日、卒業式のピークとなり、公立・私立計66校が行った。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、規模を縮小したり、出席者全員のマスク着用や消毒を徹底したり、会場は厳戒ムードとなった。

 宮古市磯鶏の宮古商高(菅原一志校長、生徒388人)では在校生を原則出席させず、出席者全員がマスク姿。来賓招待を大幅に減らし、校長式辞、同窓会長とPTA会長の祝辞は書面配布し、省略した。3年生136人は卒業証書の授与で一度マスクを外したが、壇上を降りるとすぐに手を消毒し、新しいマスクを着用した。

 同校は4月に宮古工との統合で「宮古商工」となり、卒業生代表の山本遥葵(はるき)さんは「最後の卒業生として宮商精神を胸に刻み、人生を力強く歩む」と決意を述べた。在校生で唯一出席した生徒会長の舩越心音さん(2年)は「在校生が参加できないのは寂しいけれど、仕方ない」と複雑な心境を語った。