新型コロナウイルス感染症の拡大が、来春卒業予定の大学生の就職活動にも影響を及ぼしている。今月1日にスタートしたが、感染リスクを懸念して県内の大学などは企業や団体を招いて行う大型の企業説明会を軒並み中止に。県内ではウェブ版の説明会を開く動きも出ているが、企業人とじかに接する機会を失った学生の間には「情報収集が難しい」などと困惑が広がっている。

 盛岡市の岩手大は今月上旬、3日間にわたり予定していた合同就職説明会を中止。人文社会科学部3年の白鳥百恵さん(21)は「交通費の問題もあり、直接企業の人に質問したり、社風を体感できるこの説明会にかけていた。売り手市場という感覚はなく、アピールの場がなくなり残念」と率直に語る。

 同大キャリア支援課は中止した説明会の参加予定事業所に対し、大学の講義室を利用した個別説明会の開催を提案するなど対策に動く。