新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、県内の公立小中学校が春に予定していた修学旅行を延期する動きが相次いでいる。岩手日報社の調べでは13日現在、少なくとも30市町村で小学校25校、中学校110校が延期を決定した。東京五輪後の秋に実施が集中するとみられ、県内の旅行業者は同日、県教委に日程の分散化などを要望。追加料金が発生する学校もあり、延期に伴う新たな課題への対応に苦慮している。

 「3~5月の予約は99%キャンセル。本当に頭を抱えている」。県内の旅行会社でつくる県旅行業協会(54社)の高橋幸司会長は県教委を訪れ、修学旅行延期による窮状を訴えた。

 佐藤教育長は「先の見通しが立ちにくい状況だが、思い出に残るかけがえのない修学旅行を円滑にできるよう、市町村教委と一緒に支援したい」と語った。