県内の新型コロナウイルスの感染検査数は11日現在、22件(全て陰性)で、全国でも少ない状況で推移している。発熱など感染が疑われる症状があるとの相談件数は10日までに計1010件。県は専門医に検査が要るか相談した上で「必要な検査は漏らさず行っている」と説明する。月内に1日40検体の検査に対応できるよう態勢を拡充する方針だが、県内の検査機関は1カ所のみ。集団感染の抑止へ神経をとがらせる状況が続く。

 相談は帰国者・接触者相談センターが電話で対応。帰国者・接触者外来で診察を受ける。その結果を踏まえ、専門医が必要と判断した場合に盛岡市の県環境保健研究センター(環保研)で感染の有無を調べるのが基本的な検査の流れだ。

 県によると、検査は1日1、2件程度のペースで進む。県保健福祉部の今野秀一副部長は「感染症の専門家が医学的に判断し、明らかに症状が違う場合は検査していない」と話す。