新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、卒業式の中止や結婚式の延期が相次ぐ影響で、県内の花の需要が低迷している。本来なら3月は引き合いがある時期だが、生花店では予約のキャンセルが続出し、売り上げが大きく落ち込む。この状況を打破しようと、雫石町の生産者グループはホワイトデー前日の13日、花束の販売会を初めて企画。需要の掘り起こしを目指して生産、販売の現場は知恵を絞る。

 3月は例年、卒業式に加え、学校や職場の送別会などで生花の需要が高まる時季。だが、盛岡生花地方卸売市場(盛岡市)によると、同感染症の拡大防止のため各種行事が取りやめや延期になっており、需要もしぼんでいる。市場の売上金額は平年より2割減。平均単価が半値近くまで落ちている品種もある。

 生産者側にとっても現状は厳しい。この事態の打開を目指し、新岩手農協南部花卉(かき)部会雫石支部は13日、県産の洋花を使ったホワイトデー向けの花束の販売会を開く。雫石町役場(正午から午後1時)、県庁(同5時15分~同6時)などで贈り物への活用をPRする。