岩手日報社は11日、東日本大震災9年の特別号外を発行し、長野、沖縄両県では街頭で配布した。那覇市中心部での配布は、2011年3月に緊急消防援助隊沖縄県隊として野田村で行方不明者の捜索活動に携わった消防職員も参加。本県の復興に対する変わらぬ思いを胸に、「伝え続ける」をテーマにした号外に記された本県の現状や震災の教訓を市民に伝えた。

 同市内2カ所で行った街頭配布は沖縄タイムス社(武富和彦社長)、琉球新報社(玻名城(はなしろ)泰山(やすたか)社長)の社員ら計約40人が参加。消防職員は56人の沖縄県隊で隊長を務めた照屋雅浩中央消防署長(56)ら市消防局の8人が制服姿で臨み、通行人に声を掛けた。

 隊員たちは当時、10年後の再訪を住民と約束した。照屋署長は「あの教訓を風化させず語り継ぐことが大切。来年は必ず岩手を訪れて復興した姿を目に焼き付けたい」と心待ちにする。