花巻市は、2月28日開会の市議会3月定例会に提案した2020年度一般会計当初予算案を撤回することを決めた。新花巻図書館複合施設整備事業構想に絡んだ動きで、市は撤回理由を「設置予定の図書館整備特別委員会で議論されるため」と説明するが、市議の多くは構想自体に反発。予算特別委で修正動議を提案する準備も進めていた。市は当初予算案から図書館整備関連の一部経費を削除した新たな予算案を11日に開く本会議に提案する。

 同構想は、JR東日本所有の花巻駅東口の土地を賃貸借し、図書館と賃貸住宅、テナントからなる複合施設や、周辺に広場、立体駐車場を整備する内容で1月29日に公表した。

 市議の多くは図書館建設自体には反対していないものの、特定目的会社(SPC)を設立して行う整備手法や、50年間の定期借地契約の締結について疑問視。3月定例会の一般質問で市議13人のうち5人が図書館問題を取り上げ、うち4人が反対や懐疑的立場でただした。