日本国語教育学会岩手支部(会長・望月善次岩手大名誉教授)は8日、同大で冬季研修会を開いた。「国語教育の新展開」をテーマに模擬授業や実践報告、対談を通し、国語科教員や研究者が授業改善を考察。盛岡・仙北中の長根いずみ教諭が「NIE(Newspaper in Education)を組み入れた国語教育」と題し実践を発表した。

 日本新聞協会NIEアドバイザーの長根教諭は、朝学習の新聞スクラップや古典新聞作りを紹介。生徒が自身や友人のスクラップから社会課題を見つけ、生き方につなげ、意見文を書き発表した授業を報告し「新聞は、子どもたちに考えの根拠を与え、表現のモデルになる」と強調。「補助教材や総合学習と組み合わせて使うと効果的だ」と助言した。

 望月会長は「授業を楽しくする新聞活用は、国語と他教科・領域を結びつけ、国語教育の新展開の可能性を広げる」と説く。

 このほか、盛岡市教委の馬場ひとみ主任指導主事による「言語活動を通して資質・能力を育む~読むことにおける授業改善」と題した模擬授業などが行われた。