盛岡市加賀野の新庄浄水場付近の市道の融雪装置が「今季は動いていない」と読者から情報が寄せられた。市道路管理課によると装置の故障が原因で、故障箇所の特定に時間がかかるため、今冬は除雪と融雪剤の散布で対処する。市内にはほかにも、予算不足などのため故障しても修繕が行われていない融雪装置が複数あり、住民からは不満や疑問の声が聞かれる。専門家は「インフラを拡大してきたつけだ。いずれサービスの選択と集中の議論が必要になる」と指摘する。

 情報があった融雪装置は、同浄水場付近から岩山山頂に向かう坂道約400メートル区間に敷設。国道4号と岩山周辺の住宅地を結んでおり、2007年に稼働した。

 同課によると故障が判明したのは昨年11月。今季の稼働前の定期点検で、地中で温めた不凍液を循環させるパイプに異常が見つかった。故障箇所の特定には地中の全ての配管を調べることが必要。それだけで約180万円の経費が見込まれ、早期の予算確保が難しいことなどから市は本年度中の復旧を断念した。