紫波署(菅原英二署長)管内(紫波、矢巾町)で、昨年の死亡事故件数は0件(前年2件)だった。死亡事故がなかったのは1953年以来66年ぶりで、昨年は県内16警察署で唯一。矢巾町に岩手医大付属病院が昨年9月に開院し交通量が増える中で、地域住民や交通安全関係者の啓発活動など多様な取り組みが実っている。

 管内の死亡事故は、紫波町で2017年12月、矢巾町が18年12月から発生していない。両町の小中学校近くで見守りをするスクールガードや父母、住民も増えている。矢巾町で06年から毎日朝夕の見守りをする地域交通安全活動推進委員の渡辺英夫さん(81)は「後輩も手伝ってくれるようになった。渋滞は多いが、私たちを見てドライバーが気をつけてもらえたらうれしい」と期待する。