スマートフォンなどを使用しながら車を走らせる「ながら運転」が、改正道交法で厳罰化されてから2カ月。読者から「信号待ちで停止中にスマホを見ていたらアウトなのか」「運転中の喫煙も違反?」などの質問が特命取材班に寄せられた。悲惨な交通事故を防ごうと導入された違反の線引きは-。県警に取材すると、違反は細かい想定もあるが、重視されるのは「安全のため運転に集中すること」だった。

 「物を落として拾おうとした時に、気が付かないまま前に進んでいてヒヤッとしたことがある」。矢巾町広宮沢の会社員前川雄さん(31)は運転中に危ない思いをした経験を振り返る。その上で「スマホを触らないようにハンズフリーを使用しているが、どこまで大丈夫で何が駄目なのかの線引きはよく分からない」と困り気味だ。

 それでは「信号待ちで停止中にスマホを見る」行為はどう判断されるのか。県警交通指導課は「『携帯電話使用等(保持)』の違反にはならない」としつつ「そのまま動きだしたり、交通の危険を生じさせたりした場合は違反」と回答した。

 運転中の喫煙はどうかといえば「今回厳罰化された違反には当たらない」。ただ、危険な状況になった場合は安全運転義務違反になる恐れがあり「喫煙に限らず、飲食なども同様に危険な行為」と指摘する。