新型コロナウイルスによる肺炎が世界的な広がりを見せる中、県民の間にも感染への不安が広がっている。ウイルスの全容はまだ解明されていないが、県は「正確な情報に基づき、適切に対処を」と冷静な行動を呼び掛けている。

 県医療政策室の小野泰司感染症担当課長は「現時点では感染してすぐ重症化したり、広く流行している状況にはない。ウイルスの特性を知って適切に対処することが大事」と強調する。感染リスクは誰にもあるが、季節性インフルエンザとそれほど変わらないとされており、通常の感染対策が重要だ。

 具体的には飛まつ感染や接触感染で広がるとされている。そこで徹底したいのが手洗い。接触感染の食い止めに高い効果を期待できる。せっけんを使い、洗い残しがないよう丁寧に。手洗いの後や手洗いができない場合、アルコール消毒剤の活用も有効だ。

 ほかの人にうつさないよう、マスク着用による「せきエチケット」も心掛けたい。鼻と口をティッシュや衣服、袖などで覆うのも一手だ。飛まつ感染を防ぐのに有効なマスクだが、過信は禁物。ウイルスを完全に遮断できるわけではない。