大槌町安渡の大槌稲荷神社(鱒沢(ますざわ)克美宮司代務者)の節分祭は1日、町内で行われた。東日本大震災の影響で中断していた伝統行事が9年ぶりに復活。豆まきや鬼退治を楽しむ子どもたちの笑顔があふれた。

 豆まきは雨のため同神社の室内で実施。多くの家族連れが集い、氏子青年会のメンバーらが投げる落花生や菓子が入った袋に手を伸ばした。当たり番号が書かれた袋を拾った町民には米や日本酒などの景品が贈られた。

 震災で壊滅的な被害を受けた安渡地区。節分祭は2011年を最後に途絶えていたが地域から再開を望む声があり神社が遷座300年を迎える今年、復活させた。鱒沢宮司代務者は「子どもから大人まで楽しんでもらえたのが一番。今年の無事と震災からのいち早い復興を願う」と思いを込めた。