県医療局は27日、遠野市の県立遠野病院で2019年度、正規6人を含めた計17人の看護師が退職または退職の意向を示し、医師2人が看護師の労働環境の改善を求めて辞職を申し出ていることを明らかにした。医療局は状況を調査し、医師の慰留に努めている。

 県議会2月定例会で千田美津子氏(共産党)が取り上げ、斉藤信氏(同)が関連質問した。斉藤氏は「パワーハラスメントにより超過勤務の申請ができずにいる看護師がいる。状況の改善を求めた医師2人も辞職を申し出ており、異常な事態だ」と批判した。

 医療局によると、同病院の看護師1人当たりの月超過勤務は17年度9・6時間だったが、19年度は0・4時間。医療局は看護師が2人一組で業務を協力する仕組みなどで残業が減ったと答弁した。ハラスメントの指摘に熊谷泰樹局長は「職員へのヒアリングを行い超過勤務の手続きや実績を調査している」と説明した。