釜石市栗林町の藤原美幸さん(42)は、障害者の芸術文化活動を応援する「SOMPOパラリンアートカップ2019」(障がい者自立推進機構主催)の都道府県賞を受賞した。ラグビーを通じて世界とつながり、復興へ歩みを進める古里の姿を描いた作品が評価された。

 6年前から絵の腕を磨き続ける藤原さんは、昨年のラグビーワールドカップをテーマに、世界中の人々が釜石市に集う様子を表現。2週間かけて中央に「One for All、All for One」の文字とスタジアムをイメージしたラグビーボールを描き、同大会に出場した20カ国の国旗を並べた。

 母校の釜石東中跡地に建ったスタジアムの熱狂をテレビで見守った藤原さん。「絵を描くことで、古里の歴史をつなぎたい。今後も誰かの心に届く作品を作る」と意欲を燃やす。