新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内のホテルや催事場で宴会や会議のキャンセルが相次いでいる。集団感染のリスクが高い立食パーティーを自粛する動きが目立ち、既に数十件の団体から中止の連絡を受けたホテルもある。書き入れ時となる歓送迎会シーズンを目前に控える一方、終わりの見えないウイルスの猛威に、施設関係者は「終息を待つしかない」と不安を募らせる。

 盛岡市繋の湯守ホテル大観では今月上旬以降、立食パーティー付きの会議や宴会を含む団体客のキャンセルが続出。団体で数十件、個人客を含めると100件以上に及ぶ。この時期に毎年宴会で訪れている常連企業からも、感染拡大を受けた親会社の判断などから延期の連絡を受けた。

 歓送迎会シーズンに突入する3月は、学校行事も多く実施される。県教委によると、現時点で小中高の卒業式の延期はないが、PTA主催の「送る会」や教職員の歓送迎会なども予定されており、国内での感染拡大に神経をとがらせる。

 県内では大船渡市の大船渡、末崎、赤崎、綾里の4中学校が4月に予定していた東京方面への修学旅行の延期を決定。今後は県外からの宿泊減も想定されるだけに施設関係者は感染拡大を危惧し、対策に知恵を絞る。