球速アップ 左腕の位置が鍵 雄星、直球のフォーム見直し

【本紙特派員・斎藤孟】今季の大リーグオープン戦初登板で96マイル(約155キロ)をマークしたマリナーズの菊池雄星(花巻東高)。フォームの見直しにより、課題だった直球の球速アップに見通しが立った。2年目に巻き返しを誓う左腕に修正のポイントを聞いた。
メジャー1年目を終えて速球の復活が最重要課題になった。「一番の長所のストレートが3キロぐらい遅くなっている。平均して150キロぐらい出ればバッターの反応も変わる」とフォームの見直しに着手した。
変更点はテークバック時の左腕の位置。昨年9月は左手のボールが尻付近にあった。23日のオープン戦では左腕が高くなり、ボールも体から離れている。昨季よりダイナミックなフォームになった。